受講者の声 -- Keikoさん
障がいなどの特別なニーズを持つ方とのヨガ、Yoga for All Abilitiesの受講者の声3人目は、東京で小学1年生の息子さんを育てるKeikoさんです。
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Yoga for All Abilities(YAA)については、ヨガのトレーニングで出会った友人に教えてもらいました。そのときに直感で「学んでみたい!」と思い、昨年12月に大阪で行われたPart 1に参加しました。
息子にはダウン症があります。合併症として、感音性難聴とウエスト症候群という難治性のてんかんも持っています。まだ自立歩行はできず、言葉も話しませんが、マイペースでいつもニコニコ、穏やかな子です。
大阪での6日間はとても刺激的だったのですが、なかでも先生と初対面のお子さんとのヨガのクラスを実際に見ることができたのが、とても心に残っています。
初めての空間でマットの上に座るということが、まずは大変なことだということ。でも、マットに座ってしばらくすると、「あ!今変わった!」という瞬間がいくつもありました。あちこちしていた意識がまとまる感じ。そのときにすごく可能性を感じることができました。
YAAの講座を受けてから、息子のペースに合わせてゆっくりではありますが、一緒にヨガをしています。少しずつ一緒に腹式呼吸ができるようになりました。
YAAの講座で学んだことは本当にたくさんあるのですが、でも一番は、やはり5つのカギ(Five Keys)*です。これは、マットから離れた普段の生活の中でも大切にしたいことで、今もこの5つのカギを通して、毎日の生活の中で子どもから色々なことを学んでいます。
講座中印象的だったのは、ソニア先生が、「身体的な部分よりその内側を見ること」「一般的に言われている障がいのラベルで見ないで、その子自身を見ること」と、何度も私たちに教えてくれたことです。ソニア先生は、とても愛にあふれていて、私の凝り固まっていた心がじんわりと解けていくのを感じました。
YAAは、障がいがある人もない人も、すべての人が安全にヨガをすることができますし、ただ体を動かして終わりではない、生徒さん本人や、普段の生活をサポートしているご家族の体と心を変容させていく力があると思います。
(*5つのカギ…YAAが大切にしている5つの価値観で、特別なニーズを持つお子さんや大人の方とヨガをするときに、先生が常に持っておくべきもの。普段の生活の中でもあらゆる場面で自分自身が5つのカギを使い、5つのカギになることが大切で、Part 1講座で学ぶ大切な内容の一つ)
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Keikoさんのインスタグラムでも、Yoga for All Abilitiesについてや、息子さんとのヨガの様子をシェアしてくださっています。ぜひご覧ください。keiko_yuj
https://www.instagram.com/keiko_yuj?igsh=N3dpN2Y3c2lxc2x1